「シャンプーをしたら、必ず保湿までセットでするべき」という声を耳にすることもあります。
ただ、現時点の研究や皮膚の仕組みを見る限り、皮膚トラブルのない健康な犬すべてに、毎回の保湿剤が絶対に必要とまでは言い切れません。
実は、犬の保湿に関する研究の多くは、アトピー性皮膚炎などで皮膚バリアが低下している子や、薬用シャンプーを使った子、実験的にバリア機能を弱らせた状態などを対象に行われています。
こうした研究で保湿の有用性が確認されているのは確かですが、それをそのまま「健康な犬全頭に必須」とあてはめることはできません。
つまり、
* 「健康な子だから、保湿は絶対に不要」
* 「犬なら、どんな子でも全員保湿が必要」
という二択で考えるのではなく、「その子の肌質や生活環境に合わせて考える」のが、今のところ一番現実的でやさしい考え方です。